建築でコンピュータ、する?
2024年12月 3日(火) 04:03 JST
こちらでご案内したように、今年度からGDL講習会は正課の講義の中に組み込むかたちで行っています。講義スケジュールの関係で、講習会だったこれまでに比較するとおおよそ一ヶ月遅れくらいで進行していますが、先日GDLで曲面シェルを作成する回が行われました。受講生の作品を下に載せます。
ごくわずかですが、GDLプログラミングマニュアル 誤記対応ページに修正項目を2点追加しました。こちらからご確認ください。修正位置がわかるように、しばらくの期間は今回追加した修正項目に*を付しておきます。
2005年から12年間、春から初夏にかけて実施してきたGDL講習会ですが、講習会としての役割を終えて2017年度からは開講されません。もしかしたら楽しみにされていた方もいるでしょうから、念のためのご連絡です。
2017年度からは通常の講義「建築生産設計(4年)」にGDL講習会の学習内容を組み込みました。通常の講義となりましたので、他大の学生や社会人の方々は受講できなくなりました。申し訳ありません。
オープンな講習会ではなくなりましたので、その分は教科書のまめな改訂や本HPのGLメモ(中級)記事を充実させて、これからもGDL愛好者1万人(もいないか?)の皆様のお役に立ちたいと思います。
12年間、どうもありがとうございました。
今年度のGDL講習会の最終課題となる作品発表会が行われました。 4月から3ヶ月間という短い講習期間でしたが、受講した学生たちの作品はそれぞれレベルが高いものとなっています。 今年度も「GRAPHISOFT賞」をArchiCADを開発しているGRAPHISOFT社さんに設定いただき、発表会の様子をリアルタイムで見てもらいつつ、質問等も交えながら選考してもらいました。
第8回ではGDLプログラミングマニュアルの8章で紹介している「他言語からGDLを使う」方法を学習しました。GDLもプログラミング言語ですので、人の手では描きにくい曲面、あるいはそれに円柱を適応させた立体トラスなどをプログラミングできますが、C言語やPythonなどの汎用プログラミング言語により複雑な処理を任せ、計算結果をGDLスクリプトとして出力させるといった分業が効果的なシーンもあります。ここでは、こういった分業の例として、パーリンノイズを用いた地形と、再帰によるシェルピンスキーのギャスケットを紹介します。