主として寄付金制度を使用します。寄付金では成果物の提供を明文化して受託することはできませんのでご注意ください。
寄付金では契約書ではなく「申込書」を作成します。依頼者からみて、この制度が金銭的には最も低コストです。
希望される場合は覚書を交換することもできます。この覚書には千葉大学はコミットせず、依頼者と当研究室の責任者(平沢)とで交わすものです
成果物の引き渡しを契約書に明文化する必要がある場合には、受託研究制度の利用になります。切断・切削試験後の試験体を成果物として提供しますが、
試験の過程で得たノウハウなどは成果物には含みません。なお、受託研究制度を用いる場合、寄付金制度に比較して事務的な手続が増加することから、
契約金額が30%程度増額されます。バックオフィスの事務手数料と理解ください。やはり寄付金(+覚書)がコスト的にもお勧めといえるでしょう。
この場合も、実験後試験体が本来なら廃棄物であるものを依頼者が引き取る旨、明文化するのみですので、品質等の保証を与える記述はできません
寄付金、受託研究、いずれに関しても、成果物の受取前に契約し入金する必要があります。成果品受領後の支払いにはできません
(注)知財の按分を想定される場合には、通常の共同研究制度を活用ください。ここで紹介する手続とは全く異なります。