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2012年度修士論文

  • 2013年10月14日(月) 17:01 JST
  • 投稿者:
    ゲストユーザ

2013/10/14 更新

2012年度は3名の学生が修士課程を修了しました。ここでは何枚かの図とともに簡単に紹介します。もう少し詳しい内容はこちらのページに掲載しています。


ツーバイフォー工法の知識表現に関する研究

ツーバイフォー工法の知識を三次元モデルを併用して表現しようという研究です。おなじみのGDLを用いて部品の雛形を作成しました。左図がその部品雛形ライブラリを用いて構築したツーバイフォー住宅の三次元モデル、右図が三次元プリンタを使って作成したスケール模型です。スケール模型は部品ごとに三次元プリントで出力し、手でひとつひとつ組み上げました。


BIMの実施設計への適用に関する検証

GDLなどのスクリプト言語を使わずに三次元CADの標準ツール(柱ツールなど)のみを用いた場合、適切なBIMデータが作成できるのかを検証してみました。最も問題となる点は標準ツールや標準ライブラリに含まれていない部品の表現で、正しい形状や属性のデータ作成が難しいことがわかりました。図は検証のために作成した、実際にある建物の三次元モデルです。


画像をクエリとした建築情報検索システムの開発

言葉(キーワード)の代わりに建築の画像をキーとして、建築家や建築物の名前が検索できるシステムを試作しました。画像の特徴を抽出するアルゴリズムは種々開発されていますが、画像に写っている建築物の形状や素材によってそれぞれ得手・不得手があり、複数のアルゴリズムを組み合わせることで検索の精度が上がることがわかりました。

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